東京新大学野球連盟 対談紹介
(平成3年)

対談者

松井 やあしばらく。元気そうだね。
佐藤 どうも御無沙汰しております。
松井 この新宿プリンスホテルは高層ビルを間近に見て素晴らしい眺めだね!
佐藤 そうですね。僕の勤務しているサンシャインシティプリンスホテルもいいですよ。
松井 そうだね。赤プリ、東プリ、品川、高輪、軽井沢と立地といい全て素晴らしいホテルだね。
佐藤 こんな良い会社に就職できたのも松井さんのお陰です。
松井 いやいや、君の実力と創大の岸監督やお世話になった西川さんのことを忘れてはいけないよ。
佐藤 はい肝に命じて忘れません。
松井 ところで昨年は入社早々素晴らしいデビューを飾ったね。
佐藤 お陰さまで都市対抗で2連勝できるなんて信じられません。ドーム球場で 開会式直後の第一戦に新人の僕を先発で使ってくださった石山監督に何としても 応えようと頑張りました。
松井 あのときは西川さんも岸監督も御社の山本部長も「自分の事みたいに胸が ドキドキする」と言って見ていたよ。
佐藤 ありがとうございます。皆様のお陰です。
松井 一年目の活躍は見事だったけれど何か賞をもらいましたか?
佐藤 東京都支部新人賞、関東リーグ新人賞、都市対抗優秀選手、 といただきましたが一番うれしかったのがプリンスホテル新人賞でした。 更にオリンピック強化候補にも入る事が出来ました。
松井 それは素晴らしい。おめでとうございました。大学野球と社会人の違いは どうでしょう?
佐藤 やはり試合の時のプレッシャーが全然違いますね。練習量も時間も長いし 中身が濃いですから大変です。幸い自分は創価大の猛練習を経験していましたので ついていけたと感謝しています。
松井 金属バットはどうかな?
佐藤 ええ、ピッチャーは大変です。3点や4点はセーフティリードではないんです。
松井 その金属を相手に押える工夫をしているから社会人のピッチャーは野茂、与田、潮崎、佐々岡と プロでも即戦力なんだね。
寮もグランドも素晴らしいそうだね。
佐藤 はい、恵まれた環境で好きな野球が出来て給料もらって良いのかと思います。
松井 いつまでも出来るわけではないから現在の福運を感謝して、貯金もしとけよ。
佐藤 はい、そうします。
松井 ところで結婚が近いとかうわさがあるけど。
佐藤 それは全くないです! 相手がいないですよ、先輩よろしく御願いします。
松井 皆そんなことを言っていざ紹介すると実はなんて言うんだからな。 それじゃ好みのタイプは?
佐藤 そうですね、太めがいいですね。
松井 創大の岸監督夫人みたいかな?
佐藤 あ、いいですね!(笑) これ載せないで下さいね。
松井 彼女いない歴何年?
佐藤 24年です。(笑)
松井 今年の抱負、決意を。
佐藤 今ちょっと腰が悪いので早く治して昨年以上の働きをしたいと思います。
松井 ずいぶん控え目だけど本心は都市対抗優勝投手、オリンピック出場、 そしてプロなんて考えているのでは?
佐藤 いえいえ、生涯プリンスホテルに骨を埋めるつもりです。
松井 それでは本年も益々の御活躍を祈ります。本日は御苦労様でした。
佐藤 今日は本当にありがとうございました。今年も頑張ります。


メッセージ・対談紹介のページ

東京新大学野球連盟のページ