平成23年 東京新大学野球連盟春季入れ替え戦


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平成23年6月11日 飯能市民球場 1・2部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
駿河台大(2部1位) 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
共栄大(1部6位) 0 0 2 0 0 2 1 2 × 7

平成23年6月12日 飯能市民球場 1・2部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
共栄大(1部6位) 2 1 0 0 1 3 0 6 2 15
駿河台大(2部1位) 0 1 0 0 0 1 3 2 0 7


平成23年6月12日 飯能市民球場 2・3部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
東京理科大(2部6位) 0 0 0 0 1 0 0 1
淑徳大国際(3部1位) 0 0 0 8 0 1 × 9
(7回コールド)

平成23年6月18日 飯能市民球場 2・3部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
淑徳大国際(3部1位) 1 1 0 2 0 4 0 0 0 8
東京理科大(2部6位) 0 1 0 0 1 0 1 0 2 5

(この試合の記事は匿名希望者によるものです)

1回表に、淑徳大は2死からチャンスを作り高橋一徹の適時打で先制する。 続く2回には、向山に2試合連続となる本塁打が飛び出し、序盤から小刻みに加点して終始優位に進めた。 理科大も山田の適時打や敵失によって2点を返す。ところが、2点差となって迎えた6回表に試合は大きく動く。 淑徳大は島崎の適時打で1点を追加し、尚も2死満塁から宇賀神が走者一掃の三塁打を放って勝利を決定づけた。 その後理科大も伊東の適時打などで反撃し、最終回も2点を奪ってさらに2死満塁と攻め立てたが及ばなかった。

両チームの実力差はかなり大きく、最大の違いは各打者の「追い込まれてからの対応」だったように思う。 淑徳大の打者は選球眼が良く、簡単には打ち取られなかった。逆に理科大の打者は不利なボールカウントから クサい球を思うようにカットすることができず、さらにはボール球に手を出してしまう場面が多々あった。 もちろん相手投手のボールにキレがあった訳だが、登板した淑徳大の3投手から合計で11個の三振を喫した。 また、淑徳大が1塁に走者を置いたケースは所謂フリーパスであり、正捕手不在の中でマスクを被った 理科大の2人の捕手は9つもの盗塁を許してしまった。しかし、それほど点差が開かなかった要因の一つは、 エース上田が懸命に投げたことであろう。そして、淑徳大打線の容赦ない猛烈な打球が内外野を何度も襲ったが、 理科大の野手も堅実なプレーで必死に守っていた。それから淑徳大は、何と言っても1年生投手のがんばりが大きい。 先発した岩出は、角度のある速球だけでなく右打者の外角へ沈む変化球が非常に効果的だった。


平成23年6月12日 飯能市民球場 3・4部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
国際基督教大(3部6位) 2 0 2 3 3 0 0 10
東京電機大(4部1位) 0 0 0 0 0 0 0 0
(7回コールド)

平成23年6月18日 飯能市民球場 3・4部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東京電機大(4部1位) 0 1 0 0 1 0 2 0 0 4
国際基督教大(3部6位) 0 0 0 1 4 0 3 1 × 9

(この試合の記事は匿名希望者によるものです)

雨が降り出した中で始まった試合。序盤は静かな展開だった。ICU・森井、電機大・佐藤の両先発投手が粘投し、1−1で5回を迎える。 電機大は5回表に1死1・3塁からの内野ゴロで勝ち越す。そして、リードを奪ったところで先発佐藤をマウンドから降ろすが、 2番手投手がピンチを招きすぐに武田へスイッチ。しかしここから2点適時打、暴投、内野ゴロエラーが重なり大量失点を許してしまった。 予めデザインされていた継投だったのだろうが、結果的にはこれが上手くいかなかった。 ところが、電機大も簡単には試合を終わらせない。7回には森井が突如制球を乱し3者連続で四球を与えると、 越後・東條がそれぞれ適時打を放ち追いすがる。1点差まで詰め寄られたICUだったが、その直後に鵜飼の2点適時二塁打などで追加点を奪い 再びリードを広げてそのまま逃げ切った。

最後は点差が開いたが、2・3部とは対照的に、こちらは両チームの実力差がそれほど感じられなかった。 むしろ、勝負がどちらに転ぶか本当に分からなかった。7回表に電機大は2点を奪ったが、尚も無死満塁のチャンスが続いていた。 ただ残念ながら、後続が凡退して2点止まり。もしこの試合に勝っていれば、第3戦は翌日曜日。 ICUは森井の連投か2番手以降の投手を登板させることになり、形勢は逆転していただろう。 また、この日の森井のピッチングに関しては、下半身が使えておらずその分変化球が手前で曲がってしまっているように見えた。 しかし投球は概ね安定しており、ひょっとするとスタンスが狭いように見えたのは、雨で足場が悪くなっていることを 計算した上での判断だったのかもしれない。走者への注意力も高く、クレバーなマウンドさばきだった。 電機大が贅沢な投手起用をする一方で、ICUは森井がこの入れ替え戦のマウンドを一人で守り切り、そして3部の座を守ることにも成功した。


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