平成15年 東京新大学野球連盟秋季入れ替え戦

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平成15年11月8日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東京都立大(2部1位) 0 0 0 0 0 0 0 7 0 7
杏林大(1部6位) 0 2 3 0 0 0 0 0 0 5

第1戦、杏林大が楽勝かと思われた展開の中、わざわざ自ら流れを手放し、 東京都立大が大逆転勝利を飾った。

杏林大は2回、一ゴロ失の走者を伊藤の適時2塁打で還して先制。さらに1死1.3塁から木村の一ゴロが 野選を誘い、2点目。3回には2失策と四球から無死満塁とし、川井の犠飛と安達の2点適時打と、 1安打で3点を追加して5点をリード。その後は東京都立大先発・原橋も4〜7回を 3人で片付け、なんとか試合を壊さなかったものの圧巻だったのは杏林大先発・桐原。 初回に先頭の中野に安打を許した以外は完璧に近い投球で2〜7回をパーフェクト。 左横手からの変化球でタイミングをはずし、コーナーへの直球で三振を奪い、 奪三振は7回で8を数えた。

展開が一変したのは8回。杏林大が桐原を降ろして小林にスイッチすると、 打てなかった東京都立大が大山・芝田・山本・佐藤と4連打(佐藤が2点適時打)。 さらに四球・暴投で小林をKOすると代わった池上から中野の左越2点適時2塁打で同点。 さらに2死満塁まで攻め、芝田・山本が連続押し出し四死球。一気の7得点で試合をひっくり返した。 杏林大も9回に2死満塁まで攻めるも最後は原橋の内角への球に代打松本のバットが出ず、 見逃し三振。まさかの敗戦を喫した。東京都立大は8回の集中攻撃は見事だが 原橋の好投が見逃せない。味方の拙守で序盤に5点を失ったが中盤を耐え、 逆転したあともペースを崩さず淡々と投げ続けた。被安打5、 自責点1での完投勝利は賞賛に値する。

一方の杏林大は、完璧な投球を見せていた桐原を降ろしたところから一気の逆転を許してしまった。 中盤からは野手も積極的に代えており、逆に9回の攻撃での代打攻勢で層が薄くなってしまうなど、 先に打った手によって後手を踏むような形になってしまった。対戦してみて 実力として「劣ってはいない」ことは確認できただろうが勝てる試合を落とし、 雰囲気としては非常に苦しい中で第2戦に臨むことになってしまった。

平成15年11月9日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
杏林大(1部6位) 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
東京都立大(2部1位) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(この試合の記事は東京理科大学卒業生・藤島由幸氏によるものです)

後がない杏林大は前日に好投した桐原を再び先発のマウンドへ送る。 対する都立大は本格派右腕の大滝が登板。第2戦は両1年生エース による緊迫した投手戦となった。

杏林大は2回に2死から安打と四球でチャンスを作り、釜井の2点 適時3塁打で先制する。都立大・大滝は緊張のためかボールが先行 し苦しい立ち上がりであった。しかし3回以降は落ち着きを取り戻 し、毎回のように走者を背負いつつも連打を許さず追加点を与えない。 味方の反撃を信じて最後まで力投を続けた。しかしその大滝の ピッチングを上回ったのが桐原である。変則的なフォームから角度 のある直球と変化の大きいスライダーを内外角に投げ分け、連投と なるこの試合を見事完封した。先発オーダーに左打者を4人揃える 都立大だが、この日はその左打者が全員ノーヒットに抑えこまれた。 桐原は低めの球をなかなかストライクとコールしてもらえず、 それから捕手のリードも慎重だったために150球を投じたが、 合計で12三振を奪う快投だった。

杏林大は緒戦を意味不明なベンチワークで落とし敗戦のショックが 相当のものだったと聞いていたが、この日は見事に切り替えて試合 前からチームの雰囲気は最高だった。また目の前の勝利に最善を尽 くすべく、リーグ戦から投手起用において貫いてきた“継投へのこ だわり”を捨てたことは勇気ある采配だったと思う。一方の都立大 も得点のチャンスがなかった訳ではない。ポイントとなったのは4 回。連打とバント処理エラーで無死満塁としたが、続く打者がカウ ント2−3からのボール球を空振り三振、1死となった後に投ゴロ 併殺と最大の好機を逸した。4回までに合わせて3つの併殺を取ら れたのだが、決して走者が出てからの工夫ができないチームではな いだけにこの序盤の拙攻が悔やまれる。しかしながら4人の左打者 がほぼ完璧に打ち取られた中で、吉田が3安打・芝田が2安打を放 つなど右打者が奮起した。第3戦に向けての反撃の糸口となるだろう。

第3戦にもつれこんだが、やはり総合力で上回る杏林大が有利と見る。 だが杏林大が以前のような爆発的な攻撃力を持たないだけに再 び僅差のゲームになるだろうし、そうなれば都立大が勝利する可能 性も充分に考えられる。それにしても豊富な投手陣を誇る両チーム であるので、「双方の先発投手は一体誰なのか」がまず読めないし、 またその先発投手の疲労回復に関することで「明日からの悪天候 がどのように影響を及ぼすのか」といった要素も非常に気になるこ とである。勝負は予測不可能の領域に突入する。

平成15年11月13日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第3戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
東京都立大(2部1位) 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2
杏林大(1部6位) 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
(延長10回)

両左腕の好投で息詰まる投手戦となった最終決戦、勝利の女神はあと一歩で 勝ち切れなかった杏林大ではなく、勝者に東京都立大を選んだ。

原橋・桐原ともに序盤から持ち味を出した投球を見せる。それでも序盤をやや押したのは、 左打者を二人残して下げ、打順も組み替えた東京都立大。1・2回には四死球で、 3〜6回は毎回安打で塁上をにぎわすものの桐原をいま一歩とらえきれない。 2回は1死1.2塁で後続なく、3回金城の3塁打からの1死3塁はスクイズ失敗、 4回は併殺、6回2死3塁は若林が凡退と、好機を生かしきれない。 そして中盤からは杏林大が押す。5回に安打の木村と敵失の走者を送った1死2.3塁、 6回に四球と犠打野選の走者を送った1死2.3塁は原橋の前に決定打が出なかったが 7回についに均衡を破る。川井の安打から1死1.3塁の好機を作り、 松井のスクイズで先制。1点勝負の展開でついに1点を先制した。東京都立大も 8回2死から1.2塁の好機を作るもすべての期待を背負った主砲・若林が凡退。 万事休したかとも思われたが、9回にもう1度好機を作る。先頭・中野が安打で出塁し、 あわや逆転本塁打かと思われる芝田の特大の一打は左翼フェンス前で左飛となったが、 桐原にまったく合わなかった大山が桐原からの入れ替え戦初安打でつなぐ。1死1.2塁から代打菅家は 最悪の投ゴロを放ち、1-6-3の併殺で試合終了かと思われたところで遊撃・釜井が痛恨の悪送球。 東京都立大が土壇場で追いついた。

その裏、杏林大は川井の中堅への打球を相手が目測を誤り、打球は中堅最深部まで転がる。 サヨナラを狙って打者走者・川井が果敢に本塁をつくも8-4-6-2とつないだ東京都立大の 中継プレーの前に間一髪憤死。そして迎えた延長10回、予期せぬマウンドに登った桐原を 東京都立大がついにとらえ、1死2塁から吉田が左中間2塁打。その裏、杏林大も2死1.2塁まで 攻めるものの4番・伊藤が投ゴロに倒れ、一歩及ばなかった。

東京都立大はなんと言っても原橋の投球に尽きる。対戦2度目となったこの試合は8安打を喫し、 走者を多く背負ったが落ち着いた投球で乗り切った。投げ合いの中盤、リードを許したあと、 勝ち越した最終回と、どの場面でも淡々と投げ続けた。守備陣も失策は出てしまったが 要所でよく守り、最少失点で乗り切った。対する杏林大はとにかくも打線の援護が乏しく、 要所で失策も出て接戦を落としてしまった。 3試合をほぼ投げ切り、これだけの投球(26イニング2失点)を見せた桐原は何も責められない。 杏林大が東京都立大に劣っていたとも思いにくいが大きく上回っていたとも言えない。 全体的な戦力低下に加え、第3戦まで持ち込んでしまったことも敗因の一つと言えるかもしれない。 この一件で1部と2部の差が縮まったとは簡単に言えないだろうが、杏林大と2部の差はいつしか 縮まっていたのかもしれないと思わせた。


平成15年11月8日 流通経済大学グランド 2・3部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
国際基督教大(3部1位) 0 1 0 0 0 0 5 2 0 8
電気通信大(2部6位) 0 2 0 0 0 0 0 1 0 3

両投手の孤独な力投が続いた試合は、7回にワンチャンスを生かした国際基督教大に軍配が上がった。

国際基督教大は2回に2失策からもらった好機に鈴木の遊ゴロで先制。 対する電気通信大もその裏、稲田の安打や敵失で作った2死満塁の好機に堀の適時2塁打で逆転。 その後は展開としては電気通信大が押し気味ではあったが、国際基督教大先発・丸山が耐え、 4回2死1.2塁、6回無死2塁を乗り切った。試合が動いたのは7回。 それまで電気通信大先発・谷口に無安打に抑えられていた国際基督教大は 佐藤の初安打を皮切りに1死2.3塁の好機を作る。鈴木敬遠で満塁となり、 濱が同点適時打。さらに代打谷口が右中間を破る3点適時2塁打で勝ち越し。 8回には代わった長沼から鈴木の2点適時打で加点し、そのまま逃げ切った。 丸山は6安打5四死球の他に味方の5失策があり、常に走者を背負う投球ではあったが 最後まで直球で押し、164球の完投勝利を挙げた。

電気通信大は谷口が味方のまずい守備の中、なんとか独力でマウンドを守り、 6回まで無安打投球は続けたものの7回に要所で甘く入ってしまった。 攻めても再三走者を出し、堀の3打点はほめられるが先発全員の12残塁を喫するなど 全体として好機に1本が出なかった。

平成15年11月9日 流通経済大学グランド 2・3部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
電気通信大(2部6位) 0 0 1 2 2 0 0 0 0 5
国際基督教大(3部1位) 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

(この試合の記事は東京理科大学卒業生・藤島由幸氏によるものです)

リーグ戦で1勝もできず公式戦11連敗中であるチームを、鉄腕の 異名を取るあの投手が救った。

先制したのは電通大。3回に堀が適時2塁打を放つ。4回にも林が 2点適時2塁打を打つなど、徐々にリードを広げていく。ICU先発・ 谷口晋は緩急を意識してかチェンジアップを多投するが、結果 的にこの緩い球が高めに浮き若いカウントから積極的に打ちにいく 電通大打線に捕まってしまった。電通大の先発は予想通り谷口哲也。 連投であるためか、リードをもらってからは手を抜いて投げてい るようだった。しかしピンチを迎えると一変して全力で投じ、7回 を無失点に抑えた。ICUも2番手・佐藤が好投し流れを引き寄せ たかに見えたが、最終回に1点を返すのが精一杯だった。

この試合、何と言っても電通大・谷口の活躍に尽きる。頭脳的な マウンドさばきだけでなく、走・攻・守でも魅せてくれた。守備では 片手で素早くバントを処理したり、また4回の無死2・3塁のピン チでは自ら“ファールフライ”を捕球するなどした。それから5回 にまわってきた2死3塁の打席では左中間を深々と破る打球を放ち、 相手の中継が乱れる間にダイヤモンドを全速力で一周した(記録 は3塁打とエラー)。決して闘志を表に出すタイプではないものの、 4年間の集大成をこの入れ替え戦にぶつけてやろうとする意気込みが感じられた。

翌日の月曜日に行われる予定だった第3戦だが、事情により2週間 後の土曜日に変更となった。電通大だけでなく、ICUにも理系学 部に所属する選手が多数いると聞いている。理系の場合、実験に一 度欠席しただけで留年が確定してしまうケースもある。月曜日が雨 ならば火曜日、火曜日も雨ならば水曜日に順延という流動的な予定 に対応できないという申し出が両チームからあったそうだ(実際、 2・3部と日を同じくして行われる予定だった1・2部の第3戦は 木曜日まで順延された)。このような双方からの意見を聞き入れ、 柔軟な対応をした連盟に敬意を表したい。

平成15年11月22日 東京都立大学グランド 2・3部入れ替え戦第3戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
国際基督教大(3部1位) 1 1 0 0 0 6 0 0 0 8
電気通信大(2部6位) 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2

恒例となった因縁対決はまたも第3戦までもつれ、中盤まで競り合う展開となったが 中盤に一気に突き放した国際基督教大に軍配が上がった。

国際基督教大は初回に2死1.3塁から石河の適時打で先制。電気通信大もすぐに 吉田の適時2塁打で追いつくも、国際基督教大が2回に佐々木の適時打で勝ち越し。 2・3回をあっさり抑えられた電気通信大も4回に谷口の適時打で追いつくなど、 中盤まで競り合いが続いた。試合が動いたのは6回。失策と石河の安打で国際基督教大が 無死1.2塁の好機を作ると鈴木のバントが投手の悪送球を誘い、勝ち越し。 さらに四球で無死満塁としたあと、山本・谷口・佐々木が3連続適時打。 さらに1死2.3塁として松野のスクイズでダメを押した。鈴木のバントから 松野のスクイズまで、打者7人連続ですべてのストライクを見逃しなくとらえる積極打撃 (ストレートの四球含む)で相手エース・谷口を攻略した。電気通信大も7回に 岩野・林の連打で1死1.2塁、8・9回は代わった寺尾から2回で5四死球を もらって塁上はにぎわしたが得点に至らなかった。

勝った国際基督教大は、2部で戦っていくにはまだ苦しい戦力であるという 印象はぬぐえない。ただし豊富な投手陣をうまく使いこなし、攻撃の作戦では バント・盗塁・ヒットエンドランを多用し、ここぞというところで集中攻撃も 見せられた。リーグ戦から入れ替え戦までの今季の戦いぶりと出した結果は 評価に値する。一方の電気通信大は谷口・吉田・堀あたりを除いて非常に 苦しい戦力構成であった。その中でも谷口はほぼ独力でマウンドを守り、 そしてチームを引っ張ってきたものの、最後は力及ばなかった。4年間8シーズン、 リーグ戦78試合中72試合に登板、入れ替え戦13試合すべてに登板して6勝6敗。 今の時代に非常に稀有な存在だったとも言えるその奮闘ぶりはすなおに評価したい。 チームおよび連盟の歴史に名を残すであろう鉄腕・谷口哲也、85試合目の最終登板は 129球完投、しかし切なくも3部降格を決定づける敗戦であった。


平成15年11月8日 東京商船大学グラウンド 3・4部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
共栄大(4部1位) 0 0 0 0 0 0 2 2
淑徳大国際(3部6位) 0 0 2 1 2 2
(7回コールド)

平成15年11月9日 東京商船大学グランド 3・4部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8
淑徳大国際(3部6位) 0 0 0 1 2 1 4 0 8
共栄大(4部1位) 4 3 1 3 0 1 0 15×
(8回コールド)

(この試合の記事は工学院大学・山口大輔氏によるものを一部編集したものです)

第2戦、勝てば残留の淑徳大国際だったが、心配されていた2番手以降の投手が結果を出せない試合となった。

共栄大の先発は、後もないということもあったか、連投となる松本。一方淑徳大国際は、村上が先発。 しかし、その先発村上は立ち上がり制球が定まらず、2四球・1安打でいきなり無死満塁、そして4番木村(幸)に一塁線をやぶる安打であっさり2点先制される。 すると淑徳大国際ベンチは、早くも村上に代えて前日完投した小柳をマウンドへ。しかし小柳も連投の疲れからか、犠飛と押し出しの四球で2点を献上、 さらにピンチが続くがここは併殺で乗り切った。 それでも勢いの止まらぬ共栄大は2回にも3本の長短打・1死球で3点。 3回は2死2・3塁から3番鈴木のレフト前適時打で加点、しかし2塁ランナーはレフト境の好返球、キャッチャー冨岡の好ブロックで封殺。淑徳大国際も必死の防戦が続く。

3回まで松本の縦に割れる変化球に翻弄されていた淑徳打線は、4回1死から、 冨澤が安打で出塁、盗塁と進塁打で2死ながら3塁、ここでピッチャーが振りかぶったのを見てランナーがスタート、ピッチャーも慌てて暴投になり本盗で1点を返した。 4回から淑徳大国際は境をマウンドへ送るも、味方の拙守や、不運な内野安打も加わり、3点を失う。

しかし、今日の淑徳大国際はリーグ戦で大差がついた時と違い、粘りがあった。 5回に岩永・境の連続2塁打をきっかけに2点、6回にも岩永の適時打で1点を還し反撃。 そして、共栄大松本の投球数が100球を超えた7回に完全にとらえた。渡辺・武田の連続安打で無死1・2塁、 ここで3番三上が右中間の彼方に特大ホームラン。続く冨澤も2塁打、冨岡のショートゴロが大イレギュラー、この間にランナー生還で4点差とし、 土井の2塁打で無死2.3塁と攻め立てた。たまらず共栄大ベンチはピッチャーの交代を決断。 公式戦初登板の長沢がマウンドへ上がったが、この交代が結果として吉と出た。 長沢はピンチにもかかわらず、きれのある直球を中心に二者連続三振と内野ゴロでこのピンチを切り抜ける。淑徳大国際はスクイズがファールになったのも痛かった。 8回も1安打は許すものの無失点。この好投が再び流れを共栄大に呼び戻し、 8回裏、悪送球と椎木の犠飛で2点を奪い、最後は九津貝の右前安打でサヨナラコールドを決めた。

やはり、序盤の大量失点が響いたか、中盤から後半追い上げた淑徳大国際だったが、共栄大長沢の好リリーフもあり結局は差が縮まらなかった。 淑徳大国際は守備面において、本塁封殺や重盗阻止など、攻撃面でも本盗と、さすがなプレーも多かった。 共栄大は終始グランド内からベンチから全員の声が飛び交っており、皆で淑徳大国際に挑戦してやるという気持ちが全面に出ていた。

第3戦、場所を移しての戦いとなる。両チーム共にエースが2連投しているが恐らく両者共先発となるだろう。 今日好投した長沢が控えている共栄大の方に少し気持ち的に余裕があるか、一度入れ替え戦を経験した淑徳大国際が有利なのか。 いずれにせよ、この2試合先制したチームが逃げ切っていることもあり、いかに先に点を取るか、先に点をやらないかがポイントとなりそうである。

平成15年11月12日 東京国際大学グラウンド 3・4部入れ替え戦第3戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
共栄大(4部1位) 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
淑徳大国際(3部6位) 0 0 0 1 0 4 0 1 × 6


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