東京新大学野球連盟2・3部リーグ戦運営に関する規定
平成12年、それまで暗黙の了解、もしくはうやむやな部分も含みながら
運営されていた2・3部のリーグ戦についてのルールが整備されました。
1. 日程編成
日程は次の要領で編成する。
日にち | 第1試合 | 第2試合 |
第1週土曜日 | 1位校-5位校 | 3位校-6位校 |
第1週日曜日 | 5位校-2位校 | 6位校-4位校 |
第2週土曜日 | 2位校-3位校 | 1位校-4位校 |
第2週日曜日 | 6位校-1位校 | 3位校-5位校 |
第3週土曜日 | 4位校-2位校 | 1位校-3位校 |
第3週日曜日 | 4位校-5位校 | 2位校-6位校 |
第4週土曜日 | 3位校-4位校 | 5位校-6位校 |
第4週日曜日 | 6位校-3位校 | 1位校-2位校 |
第5週土曜日 | 4位校-6位校 | 5位校-1位校 |
第5週日曜日 | 5位校-3位校 | 2位校-4位校 |
第6週土曜日 | 1位校-6位校 | 2位校-5位校 |
第6週日曜日 | 3位校-2位校 | 4位校-1位校 |
第7週土曜日 | 5位校-4位校 | 6位校-2位校 |
第7週日曜日 | 3位校-1位校 | 6位校-5位校 |
第8週土曜日 | 2位校-1位校 | 4位校-3位校 |
第8週日曜日 | 予備日 |
第9週土曜日 | プレーオフ |
第9週日曜日 | プレーオフ |
- 順位は前季順位をさす。上部から降格してきたチームは1位校、下部から
昇格してきたチームは6位校とする。
- 左側のチームが1塁側のベンチに入り後攻、右側のチームが3塁側の
ベンチに入り先攻となる。
- 月曜日から木曜日の祝日はすべて予備日とする。
- 金曜日が祝日となった場合には金曜日・土曜日で試合を行い、日曜日を
予備日とする。
- 4連休となった場合は前半2日間に試合を組み、後半2日間を予備日とする。
- 5連休となった場合は1・2日目と4・5日目に試合を組む。
3日目は5連休の1・2日目が中止になった場合に限り予備日として使用し、
他の場合には使用しない。これにより5連休で3試合をこなすチームは
必ず現れるが、4試合をこなすチームは必ず現れない。
2. リーグ戦の運営
各試合の運営は次の要領で行う。
- 他方の試合のチームのうち(第1試合ならば第2試合に予定されているチーム)、
1塁側チームが公式記録を担当し、3塁側チームが1・3塁の塁審を担当する。
- 第1試合の1塁側のチームは審判の弁当を用意する。
- コールドは7回以降7点差とする。
- 試合成立は7回終了(もしくは7回表終了)とし、それ以前に雨天等で
試合続行不可能となった場合はノーゲームとする。
- 9回までは時間制をとらずに試合を続け、延長戦となった場合は
試合開始から3時間を越えて新しいイニングに入らない。勝負がつかない
場合は引き分けとする。
- 引き分けの試合は再試合を行わず、レギュラーシーズンは10戦固定とする。
3. 順位の決定
順位は次の要領で決定する。
- 順位は10試合を戦い終えての勝率の順とする。勝率は、
勝利数/(勝利数+敗戦数)
によって計算する(引き分けは考慮されない)。
- 複数チームの勝率が並んだ場合には、次の要領で決定する。
- 1・6位に複数チームが並んだ場合にはプレーオフによって順位を決定する。
(プレーオフの実施要領については後述)
- 他の場合には前季順位が上のチームから順位を与える。
4. 個人タイトル
リーグ戦終了後に次の個人タイトルを選出する。成績の集計は当番校が担当し、
最高殊勲選手と最優秀投手の選出は6チームの主務の話し合いによって行う。
- 最高殊勲選手
- 最優秀投手
- 首位打者
- 最多本塁打
- 最多打点
- 最優秀出塁率
- 最多勝利
- 最優秀防御率
- 最多奪三振
なお、規定打席数・規定投球回数ともに、チーム試合数(通常は10試合)に
2.8を乗じたものから、チームのコールド勝利数を減じた値をもってこれにあてる。
5. プレーオフの実施要領
プレーオフは全試合が終了したあと、原則として第9週に行う。
しかし雨天等の影響で第9週までにリーグ戦が消化しきれない場合は
この限りでない。
審判は連盟から公式審判員4名を派遣してもらうよう要請する。
公式記録と審判の弁当についてはリーグ戦の運営と同様に行うが、
場合によっては当番校が務める。
プレーオフでの成績は、リーグ戦の個人成績に含めない。ただし、
最高殊勲選手・ベストナイン等の選考がある場合に、プレーオフでの成績を
選考の材料として使用してもよい。
5-1 2チームが並んだ場合(直接対決1試合)
1位に並んだ2チームのうち、前季順位の高い方をA、他方をB、6位に
並んだ2チームのうち、前季順位の高い方をY、他方をZとすると、
次の要領でプレーオフを行う。
日にち | 第1試合 | 第2試合 |
第9週土曜日 | A-B | Y-Z |
- ベンチや先攻・後攻の別はリーグ戦に準ずる。
- 9回で決着がつかない場合は決着がつくまで延長戦を行う。
- AとBの対戦については勝者を1位校、敗者を2位校とし、
YとZの対戦については勝者を5位校、敗者を6位校とする。
- AとBの対戦がない場合にはYとZの対戦を第1試合とする。
5-2 3チームが並んだ場合(変則トーナメント形式)
1位に並んだ3チームのうち、前季順位の最も高いチームをA、2番目の
チームをB、3番目のチームをCとし、6位に並んだ3チームのうち、
前季順位の最も高いチームをX、2番目のチームをY、3番目のチームをZ
とすると、次の要領でプレーオフを行う。
日にち | 第1試合 | 第2試合 |
第9週土曜日 | B-C | X-Y |
第9週日曜日 | A-(B-Cの勝者) | (X-Yの敗者)-Z |
- ベンチや先攻・後攻の別はリーグ戦に準ずる。
- 9回で決着がつかない場合は決着がつくまで延長戦を行う。
- 第9週日曜日第1試合の勝者を1位校、第9週土曜日第1試合の勝者を
2位校、第9週土曜日第1試合の敗者を3位校とする。
- 第9週日曜日第2試合の敗者を6位校、第9週土曜日第2試合の敗者を
5位校、第9週土曜日第2試合の勝者を4位校とする。
- 片方のプレーオフがない場合には、原則として1日1試合だけを第1試合
として行い、ダブルヘッダーとはしない。ただし日程の都合上、早急に順位を
決める必要がある等の場合には連盟の判断によってこの原則を崩してよい。
5-3 4チームが並んだ場合(順位考慮の普通トーナメント形式)
並んだ4チームのうち、前季順位の最も高いチームをA、2番目のチームをB、
3番目のチームをC、4番目のチームをDとすると、次の要領でプレーオフを行う。
日にち | 第1試合 | 第2試合 |
第9週土曜日 | A-D | B-C |
第9週日曜日 | (A-Dの勝者)-(B-Cの勝者) | (A-Dの敗者)-(B-Cの敗者) |
- ベンチや先攻・後攻の別はリーグ戦に準ずる。
- 9回で決着がつかない場合は決着がつくまで延長戦を行う。
- (1位校が並んだプレーオフの場合、)第9週日曜日第1試合の勝者を
1位校、同試合の敗者を2位校、第9週日曜日第2試合の勝者を3位校、
同試合の敗者を4位校とする。
- (6位校が並んだプレーオフの場合、)第9週日曜日第1試合の勝者を
3位校、同試合の敗者を4位校、第9週日曜日第2試合の勝者を5位校、
同試合の敗者を6位校とする。
- 4チームによるプレーオフに関与しない2チームが並び、そちらの
プレーオフも行う場合は、第9週土曜日か第9週日曜日に別会場で行うか、
他に日程を用意して行う。どちらにするかの判断は、会場の確保の状況や
日程の状況を考慮し、当番校と連盟の相談によって決める。